いろんなメーカーが1,000円から3,000円くらいの商品を普及型モデルとして位置づけて出してますけど、今日は200円の万年筆ことプラチナ萬年筆社の「Preppy(プレピー)」の話から始めます。
と思ったけど、まずは今後の用語の確認をします。
ペンタブを使って書いたクソ字をご覧ください |
1.Preppy買え!
Preppyは、0.3mm(細字・F)と、0.5mm(中字・M)が200円、そして0.2mm(極細字・EF)が300円で売ってます。どれもペン先はステンレス製で、ペンポイント(紙と接する部分。書き味に影響するところ)はイリドスミンという合金が使われてます。
本体カラーは0.3mmが一番豊富で、本体カラーに合わせてインクもいろんな色があります。公式サイト見るといいでしょう。
http://www.platinum-pen.co.jp/fountain_preppy.html
Preppyはどれも書き味が割と良く、しかもインクが乾きにくい「スリップシール機構」というものが搭載されているので、ボールペン代わりに普段使いにしてみるのも悪くありません。
でもPreppyには大きな欠点がひとつ!
それはキャップの根本が割れやすいこと!
万年筆のキャップは、ネジ式と咬合式(パチンと嵌めるタイプ)があり、通常、ネジ式が密閉性に優れ、咬合式は低価格の商品に使われます。
このPreppyは咬合式なのですが、本体に使われているポリカーボネートが割れやすいんですな。
普通に使ってても半年くらいしかもちません。
一応、ユーザーの間では、キャップの根本にセロテープやアルミテープなどを巻いて補強するという手が推奨されていますが、あまり効果的とは思えませんでした。
2.デスクペン買え!
さて!そんな問題に悩まされない商品もあります!
それは同社のデスクペンです!
http://www.platinum-pen.co.jp/deskpen_03.html
再生AS樹脂のボディ(キャップは再生PE樹脂)は、買って一年くらい経ちますが未だに割れていません。少し粘り気のある感触の樹脂なので、その辺が良いのでしょう。
また、ペン先もステンレスに金メッキなので、少し柔らかい書き味です。定価が700円とかなので、ちょうど値段分書き味が良くなっている感じです。
でもこのデスクペンを普段使いするには欠点がひとつ!
それは胴軸がメッチャ長いこと!
Preppyの本体長が実測で約14cmなのに対し、
デスクペン(DPQ-700A)の本体長は実測で約18.5cm。
これを胸ポケットに差すというわけにいきません。
3.組み替えろ!
これらの問題を解決する秘策!
パーツの組み換えです。
プラチナ萬年筆のいくつかの商品は、各部の規格が共通化されており、デスクペンのキャップ、デスクペンの首軸、そしてPreppyの胴軸を組み合わせるといい感じになります。
割れにくいキャップ、ちょっと良い書き味、短い本体。これが最強。
で、これにカーボンインクのカートリッジを差すのがアドです。
4.まとめ(プレジールを買え!)
というわけで、Preppyとデスクペンを買うと良いんじゃないですか、という話でした。
でも!他のやり方もあります!
プラチナ萬年筆の商品では、Preppyとデスクペンの他にも、Preppyの外装だけちょっとキレイにしたプレジールという定価1,000円の商品が同規格です。
これは、キャップと胴軸が金属で、そこに各色のメッキが施されていて、ちょっとだけ見た目がイイカンジです。太さは全部0.3mmです。
プレジールを持っていないので試したことないですが、プレジールのキャップ、デスクペンの首軸(またはPreppyの首軸)、プレジールの胴軸を組み合わせれば、キレイじゃないかと思います。
首軸とペン先は一体なので、線の太さも好みのとおりにできますね。
http://amzn.asia/fsOsjQI
プレジール、欲しい!
(本音)
ただ、プレジールもキャップは普通に割れると聞いているので、いずれ買って試してみようと思います。
という心意気の備忘録でした。
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